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バックナンバー 2005年11月
冠題を読んですぐ思い浮かぶ着想や述詩は砂糖水と同じで、作者の思いの断片にしか過ぎない。その砂糖水(着想)を煮詰めて結晶させ、透明度の高い句に仕上げる作法をマスターした時、作者の句は光りを発するのです。ダイヤもカットの仕方で価値が変わって来るように、着想や句材をおろそかにせず、自分の情熱を注ぐよう推敲をかさねよう。其の努力が自分の句に光りを与えて、選者や読者の目を引くのです。